キングコングの西野さんの本『魔法のコンパス』を今更ながら読みました!
岡村さんとの芸人の捉え方の違いから始まり、問いを持つ重要性やヨットのように生きる心、お金の正体の話など色々と勉強になる本でした!
もう深夜のはねるのとびらで見ていて好きだった芸人の西野さんではなく、一人の人間として西野さんが好きです。
まさしく個の掟で生きている感じ。渋い。
本の言いたいこととは別かもしれませんが私が個人的に思ったことを私の持論と体験談と共に綴ります。
“私は私の個の掟で生きていい”と再確認できた話です。
1番便利な部位を切り落とす
人が成長するためには今自分が1番便利だと思っている部位を切り落とすこと。
例えば腕を切り落とせばその瞬間はとても不自由だが1年も経てば足でコップが持てるようになっている。
私でゆうと実家と会社だった。
実家は何もしなくても洗濯してくれるし、ご飯も3食毎日用意されている、掃除もしなくていいし私にとっては生活面では1番便利だ。
会社は創業メンバーだったこともあり最初の頃と比べると2番目に古いポジションに居た。
とても居心地のいい空間で、お金ももらえる。金銭面では1番便利だ。
私はこの2つを切り落とした。
誰もいない名古屋に引っ越したし、会社も辞めてブログを始めた。
今は生活できるほど稼げていないからアルバイトをしている。
とても便利だとは言えないがその分ブログという新しい腕が手に入った。
誰もいないところに引っ越してやっていける自分にも気付けた。
意外となんとかなる。
そしてこの生活がまた日常になっていって自分にとっての1番便利な部位になっていく。
その頃にはまた私は1番便利な部位を切り落とすだろう。
そうやって居心地の良い場所から居心地の悪い場所へと意図的に移動することで人は色々なことを発見できて新しい自分や新しいやりたいことがどんどんと見つかる。
居心地の悪い場所で努力していくうちにお金も稼げるようになり、どんどんやりたいことを実現していく。
『カエルを沸騰した鍋に入れるとあまりの熱さに鍋から飛び出すが、冷たい水の中にカエルを入れて徐々にあったまっていくと茹でたカエルになる。』
引用:ワークシフトの一文を抜粋
居心地の良いと思っている場所は、実はもうそこには居てはいけない場所だ。
このままではジワジワと煮詰められて茹でたカエルになってしまう。
沸騰した鍋に入って熱さで飛び出すくらい居心地の悪い場所で頑張ってみよう。
ヨットは追い風でも向かい風でもその風で前に進める
人生のボーナスステージをご存知ですか?
それは自分にとってマイナスな状況ばかりになってしまっている状況。
借金ができた、仕事を辞めた、フラれた、受験に落ちた、留年した、病気になったなど、なんでもいい。
マイナスな状況がある人は人生のボーナスステージだ。
マイナスの壁を乗り越えれば今よりもっと強くなれる。
マイナスの壁を乗り越えたことがない人よりも強くなれる。
『ヨットは追い風でも向かい風でもその風で前に進める』
引用:魔法のコンパスの一文を抜粋
そう、追い風であろうが向かい風であろうがヨットは前に進める追い風状態なんです。
1番怖いのが無風状態。風がないから人力で手で漕がないと前に進まない。つまり何も起きていない平穏な状態のこと。
どんな状態でも無風状態じゃなければ前に進めるんです。
自分をヨット化できるマインドを持っていれば無敵、まさに人生のボーナスステージ。
私は今人生のボーナスステージに立っています。
子供は大人と変わらないくらい理解力がある
「これは子供向けですか?」という言葉に対して、「なんで、子供よりも大人である自分のほうが理解力が上であるということを前提に話を進めてんの?」と思い、辟易する。
引用:魔法のコンパスの一文を抜粋
この言葉を聞いて私は強く共感した。
私は小学2年生で親が離婚しているのですが、離婚する前には親が喧嘩していると気を使ってわざと知らないふりして仲直りさせたり、間に入ったりしていた。
幼稚園の時も何かを察して色々と気を使って行動していたのをぼんやりと覚えている。
そう、子供は大人が思っているよりも大人と変わらないほどの理解力がある。
なのになぜか自分が成長して大人になると子供が理解力が乏しいと思い込んでしまう。
子供をナメすぎだ。
赤ちゃん言葉で喋ろうもんなら子供ながら気持ち悪くなる。
私は子供相手に声のトーンを高くしたりしないし、友達と喋る時と同じ言葉とトーンで喋る。
私はやっぱり間違っていない!と思った。
自分のルールで自分の考えで行動するのが自分にとっての正解。
世間がどう言おうと個の掟で生きていれば少なくとも自分に自信ができるし軸ができる。
そして世間に合わせて生きていくよりも考える量が多くなる。
なぜ?という問いが生まれやすくなるとそのなぜ?を解決したくなって行動する。
この問いは最初に述べた通り、居心地の良い場所にはなくて、居心地の悪い場所にしかない。
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そして、私は失うものは何もない状態を常にキープしておきたい。
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そしていつでも、全てを捨ててでも挑戦するスタイルを貫きたい。
この気持ちは【魔法のコンパス/ 西野亮廣 著】を読んで再確認できた。
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